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espの目

vol.03

エスプレシーボのスタッフが見て聞いて感じたあれこれを綴ります

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交通機関、外食に出かけたレストラン、ショッピングなどなど、一歩家を出ると介助が必要とされる場面は実に多いことに思い至ります(資料/NPO法人 日本ケアフィットサービス協会)。

ご存じですか?

サービス介助士

たとえば道を尋ねられたら、知っている道ならだれでも案内できます。しかし、道の段差で困っている車椅子の方がいた場合はどうでしょう。車椅子の知識がなければお手伝いできません。
このようにちょっとした介助技術を学ぶことが、心豊かに暮らせる社会作りの一歩となります。

街中やサービス産業の現場で、高齢な方やお身体が不自由な方のニーズに気づき、対応できる人材を育成しよう。そのためには自信を持って対応できるだけの知識と実践が必要、ということから、NPO法人日本ケアフィットサービス協会による資格認定が始まった「サービス介助士」が注目を集めています。

サービス介助士2級を取得するためには、最初の通信課程期間に基本理念、高齢社会、高齢者の理解、障害者への理解、身体障害者補助犬法など、8項目を自宅学習しながら課題を提出します。
その後、12時間の実技教習でそれぞれの職場の方が必要なサービス介助技術を取得。実技教習が終了したら、即日に筆記試験50問の検定試験を受けます。
合格ラインは70点以上。しっかり勉強しなければ取れない点数ですよね。

サービス介助士2級取得者を業種別に見てみると、最も多いのが交通旅客業、次にサービス業、流通業と続いています。
おもてなしの心と介助技術を学ぶことで、高齢な方、お身体が不自由な方が安心して外出できる機会が増えるのではないでしょうか。人に優しい社会は、全ての人のQOL(クオリティ・オブ・ライフ)の向上につながると思います。
エスプレシーボはサービス介助士の資格取得はもちろん、啓蒙運動にも積極的に参加していきます。

参考
NPO法人 日本ケアフィットサービス協会
ホームページ
http://www.carefit.org/