vol.8

今までとは違う視点・テーマで音楽をとらえて紹介します

彼に贈りたいバレンタインの曲

冷たい空っ風が吹く2月に、バレンタインデーがあるのは「心まで冷え切らないように」という、神様の粋なはからいなのだろうか?
バレンタインデーは、好きな人に思いを告げることができる、女性にとって〝チャンス〟であり〝勇気の〟日といえる。その告白が実らなくても「ふられちゃったけど、好きな人にチョコをもらってもらえた」と、ポジティブに受け入れられたのは、若さのなせる技だったのかもしれない。
時をへて、パートナーの変わらぬ温もりに守られ、私のバレンタインデーは〝感謝〟の告白の日となった。
この日のために用意した、いちごのチョコレートと冷やしたシャンパンで乾杯しながら、 私は微笑む。

あなたが凍えている時も
私はそばにいる。
あなたをぎゅっと強く抱きしめながら。

こんな力強い言葉が言えるようになったのも、パートナーの普遍的な愛情があるから。

贈り物とは、自分が受け取る以上に誰かに与えてこそ得られるもの。
人はそうして幸せを感じることを、教えてくれたパートナーに、もう一度乾杯!
(選曲:エスプレシーボ)


By Your Side

By Your Side

8年間の活動休止を経て、2000年に芸術性の高さを再確認させる、充実したソウルフルなアルバム「Lovers Rock」を発表したシャーデー。1曲目「By Your Side」で、寄り添うようなハスキーボイスで歌う彼女に、包み込むような温かさと強さを感じる。

The Gift

The Gift

イギリス出身の4人組「Blue」が来日公演した際に「世界でひとつだけの花」を聞き、槇原敬之に楽曲提供の依頼をして作られた曲。英語翻訳は、タレントのセイン・カミュが行った。その後、槇原敬之自身がセルフカバーしテレビドラマ「ラストプレゼント 娘と生きる最後の夏」の主題歌になった。